皆様いつも大変お世話になっております。
やるやる言い続けて早3年。本当に完成するのかとささやかれていますが、
文字通り社運をかけてけわしい開発に挑んでおります。ようやくスペックをお知らせできます。
パンフレットはまだ完成していない(ビジュアルがそろわない・・・。)ので、箇条書きで失礼します。
- 機械名称・・・SWKMC01(仮称)
- 機械種類・・・複合旋盤ベース
- 軸構成・・・・X(140mm),Y(240mm),Z(340mm),B(120deg),C(360deg),(C2,Z2は調整中)
- 主軸性能・・・15kW(連続定格出力/28Nm/10000rpm)28kW(瞬間最大出力)BBT40 ビルトイン同期モータによる
- 数値制御・・・マシニング系・同時4軸/割り出し5軸
- 最小指令単位・0.1μm
- 躯体剛性・・・100N/μm以上(テーブル中央ストローク端)
- 共振周波数・・180Hz(コンピュータ解析による理論値。単体では250Hz程度)
- 本体重量・・・700kg予定(構成によって異なります)
主軸の性能がおかしなくらいオーバースペックですが、外寸190角とかなり小型になります。
歯車の加工などで高精度な割り出しが必要なので保持トルクを持つ同期モータを採用し
贅沢にも専用設計のスピンドルに搭載するという暴挙にでています。
磁石の技術で世界一の日本ならではの離れ業です。たった1台のためにご協力くださっているメーカー様、本当にありがとうございます。
モータ切換え方式では実現できない低速から高速までのリニアな加速を実現しました。
0.1mm以下のシャフトから130mmまでの円筒を旋削加工でき、保持トルクを利用してそのままC軸と同期したフライス加工ができます。
ビルトインモータならではのバックラッシュレス構造で高い面品位を実現します。
マシンプロファイルを切り替えることで縦型旋盤やフライス盤への応用も可能です。
時計の部品だけではなく、ウェアラブル・ポータブルデバイスの試作にも使用できる汎用性の高い工作機械を目指しています。
部品の製作などお困りのことがありましたらお問い合わせください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
YSK
吉田
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