DLCコーティングとは
黒色のコーティング(PVD メッキ)で腕時計では装飾目的で使用されます。非常に硬く摩耗に強い反面、膜を除去することが難しく、これまで再仕上が困難とされてきました。
成膜事例
黒色の PVD コーティングの再仕上げが可能になりました。
DLC(Diamond-Like Carbon)が装飾目的で腕時計に使用されるようになって久しく、電気メッキように一般的な“仕上げ”になったと言って差支えないと思います。一方、その品質はブランドによって大きな差があります。特に少量生産の製品においてコーティングが簡単に“剥がれてしまった”という事例を耳にします。
YSK は日本の成膜メーカー様と共同で腕時計における DLC コーティングのトラブルでお困りのお客様に品質試験・除膜処理・再成膜処理を網羅したトータルソリューションをご提供致します。
今お困りの DLC の品質を検査できます
問題を正確にとらえなければ適切な解決策は得られません。YSK ではコーティングの厚さ・硬さ・密着力の多角的な測定で DLC の改善をご提案いたします。
硬い膜を化学的に除去できます
DLC コーティングされたケースを仕上げる場合、古い膜の除去が問題になります。DLC 膜は非常に硬く、手作業での除去で母材を傷めてしまうこともあります。YSK では DLC を化学的に分解できます。再仕上げのストレスを大幅に軽減します。
はがれにくいコーティングが可能です
コーティングの密着力は最も重要なポイントです。YSK では密着力を高めるため多層コーティングを採用。一般的なステンレスとチタンにおいて実用的な強度を実現します。
さらに、コーティング前にはナノレベルの酸化被膜や汚れを電子の力で弾き飛ばしコーティングの密着を妨げる要素を徹底的に取り除きます。
コーティングの色調を選べます
YSK の DLC では黒色とグレー2 つの色調から仕上がりを選べます。
2 Comments
NAGASHIMA SUGURU · 2021年11月17日 at 10:39 PM
初めてメールします。色々と調べるうちにやっとこのsiteまで辿り着きました。
知人から譲り受けたPVD処理された時計の傷や剥がれが気になってます。
PVDを綺麗に剥離させ、再処理を施したいと考えておりました。
ただ、元々時計自体もさして高額な時計では無いため、一部のROLEXのカスタムSHOP等に依頼するのも”やや違う”気がしており躊躇していました。
御社のHOMEpageを見て、かすかな希望を持っております。
PVDを剥がして頂き深い黒色のDLC加工を施して頂けるのでれば本当に嬉しいです。
sys.web.2021-3 · 2021年11月17日 at 11:24 PM
長島 様
この度はお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
弊社のPVDは工具などの過酷な用途向けのコーティングですので剥離しにくさについてはご好評いただいております。
しかしながら、多層コーティングであるため、高額なコーティングになります。
また、剥離と成膜の受託は行っておりますが、研磨についてはお客様の側で行っていただくようお願いしております。
成膜処理は汚れに敏感で、下準備が非常に重要になりますので、よろしければ、お近くの修理会社をご紹介いたします。
材質やケースの状態によっては成膜をお断りする場合もございますので、あらかじめご承知おきください。
何卒よろしくお願い申し上げます。